【引け後のリリース】わらべや日洋が2月末に創立50周年の記念配当
2014年1月8日 17:26
■第3四半期は四国地域でも本格生産を開始
スーパーやコンビニ向け調理食品の大手わらべや日洋 <2918> は8日の大引け後、第3四半期の連結決算(3~11月)と創立50周年の記念配当を発表し、3月18日に創立50周年を迎えることを記念して今2月期末に1株当たり記念配当5円を実施し、普通配当30円(前期も30円)と合わせて期末配当を35円の見込みとした。
第3四半期は、主要顧客であるセブン&アイ・ホールディングス <3382> のセブン-イレブン・ジャパンの積極的な出店や、チルド温度帯商品の販売伸長などにより、前年同期に続いて売上高を拡大し、連結売上高は前年同期比6.7%増加の1413億8100万円となった。ただ、利益面では原料高の影響などにより営業利益は同0.6%減少して37億2600万円。純利益は前年同期の特損がなくなったため同13.6%増加し23億7800万円となった。
この期は、今後見込まれる生産量の増大に対処するため、3月に相模原工場第二(和菓子専用施設)を稼働、11月には名古屋工場の増改築工事を完了し生産能力を増強。さらに、セブン-イレブンの四国進出にともない、3月から新エリアである同地区への納品を行ない、12月末からは香川工場での生産を開始している。
2月通期の予想に変更はなく、売上高は前期比6.3%増の1860億円、営業利益は同2.1%増の40億円、純利益は同1.7%増の22億円、1株利益は124円90銭。第3四半期までの実績からみて、とりわけ純利益に余裕があるため十分達成できるとみられる。
株価は昨年11月に1964円まで上げ、ひと息入れる形になった後に再騰し、本日2050円(前日比128円高)まで上げて昨年来の高値に進んだ。予想1株利益からみて割高感は強くなく、上げ一服となっても2月の配当取りに向けて強基調が続くと見られる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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