【話題】日経平均よりTOPIXとJPX日経400が元気いい

2014年1月8日 16:58

  8日(水)のマーケットは、日経平均に代わって、『TOPIX』及び、『JPX日経400』が活気のある展開となった。

  日経平均は前日比307円高と急伸はしたものの、昨年暮れの30日につけた昨年来高値1万6320円には届いていない。これに対し、TOPIX(東証株価指数)は1300ポイント台に乗せて昨年来高値を更新し、6日から発表が開始された新指数『JPX日経400』も1万1800ポイントと昨年8月30日基準日に対し高値を更新している。

  これは、昨年暮れに日経平均が独歩高で上伸したことでTOPIX等の割安感が台頭したためといえる。この日の東証売買代金と出来高の関係にも、そのあたりのことが如実に現れている。売買代金は2.2兆円と横ばいながら、出来高は昨年12月13日以来の30億株台乗せとなっている。限られたマーケットへの流入資金の中で、日経平均型銘柄からTOPIX型銘柄へ乗り換えている姿といえるだろう。

  注目の新指数JPX日経400は、昨年8月30日の基準値1万ポイントに対し、この日の1万1800ポイントは18.0%の上昇。この間のTOPIXの上昇率18.0%とまったく同じとなっている。とくに、日経平均の上昇率20.4%に比べると小さく、これから、JPX日経400は本格的な注目度アップが予想され、日経平均及びTOPIXを上回る上昇が予想されそうである。

  なぜなら、新指数は外国人投資家の好むROEがベースとなっていることから外国人投資家の買いが期待されるし、新指数連動の投信設定で投資信託の手当て買いも予想されるからだ。しばらくは、新指数採用銘柄から目が離せない展開となりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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