中国、据置型ゲーム機の販売解禁へ
2014年1月8日 14:10
ymitsu 曰く、 1月7日、中国政府は外国製据え置き型ゲーム機の製造・流通・販売禁止措置を一部地域で解除すると発表した(インサイド、ロイター)。あわせて外資系エンターテイメント企業の設立規制も緩和される。
中国では据え置き型ゲーム機が青少年に悪影響を与えるとして、2000年より外国製据え置き型ゲーム機の販売が禁止されていたが、PCゲームは規制を受けなかったことからPC用ゲームの市場が拡大したり、また携帯型ゲーム機も規制を受けなかったことから、中国版3DSである「iQue 3DS」などの携帯型ゲーム機の他、コントローラにゲーム機としての機能がすべて内蔵されたNINTENDO64互換機である「iQue Player」のように、旧世代の据え置き型ゲーム機を無理やり携帯型に仕立て上げて販売するなどの回避策が取られるなど、あまり機能していなかった。
中国においては14年ぶりの据え置き型ゲーム機の解禁となるが、中国のゲーマーのほとんどは現行の据え置き型ゲーム機を知らず、また中国におけるゲーマーの平均月収は70%超が4000元(634ドル)以下と言う経済的事情などから、ロイターの記事では苦戦を予想しており、基本無料のオンラインゲーム型のビジネスモデルを検討すべきだとのアナリストの意見を紹介している。
なお、今回の措置は上海に昨年から開設している自由貿易試験区における試験的な規制緩和の一環で、しばらくは上海市の一部地域だけに限られるが、今後全国に拡大する予定とのこと。
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