LGエレクトロニクス、CESで49~105型の4K、5Kテレビを公開

2014年1月7日 22:34

 韓国のLGエレクトロニクスは、7日から10日までの4日間ラスベガスで開催される世界最大の家電展示会「2014 International CES」で105型から98/84/79/65/55/49型までの様々な4Kテレビのラインナップを展示する。

 新たに公開する4Kテレビは、独自の画質強化チップを搭載し、より完璧な画質を提供する。高解像度データ処理技術「Tru-ULTRA HDエンジンプロ」で、ウルトラHD映像を損なうことなく処理することが可能だ。

 一般のSD画質とHD画質のコンテンツもアップスケーリングによって自然で鮮明な4K画質になる。アップスケーリングとは、HDやフルHD映像を4K画質に自動で補正する機能だ。

 同社の製品では、画質補正の段階を細分化させ、それぞれの段階で精巧に補正して画質を改善させるアルゴリズムを適用した。これにより、アップスケーリングの過程で発生しうる画質の損傷を最小限にした。

 また、既存の映像圧縮標準(H.264)に比べて2倍の圧縮率「高効率ビデオコーディング(HEVC)」のデコーダを搭載し、30p、60pの映像をすべて再生可能にした。

 音質も4Kテレビの画質にマッチするよう強化した。世界的な音響機器メーカー「ハーマン」との協同製作により最高のサウンドが完成し、バランスのとれた広い再生帯域で専門家レベルの音質を提供する。また、マルチチャンネル「ウルトラサウンド技術」を適用し、既存の左右の立体効果に上下の立体効果を加えた。

 特に、105型の「105UC9」は、21:9の画面比率の105型曲面ディスプレイに5KウルトラHD解像度(5120×2160)を実現した。

 21:9という画面比率は、主に映画で使用されるシネマスコープの比率だ。これにより、使用者は劇場で映画を見ているような感覚でTVを見ることができる。また、この製品はホームシアターのレベルに値する7.2ch150ワットのスピーカーを搭載し、21:9ウルトラHD画面の迫力に最大限マッチする音響を備えている。

 同社の専務でTV事業担当のイ・インギュ氏は、「最高の画質と差別化した機能を備えた様々なウルトラHDTVで消費者の選択の幅を広げ、市場での優位性を占めると同時にウルトラHDTVの大衆化時代をリードしてゆく」とコメントしている。

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