ITR、大企業ITインフラの近未来像とビジネスへの貢献策をまとめたホワイトペーパーを発行
2014年1月7日 18:03
アイ・ティ・アールは7日、大企業の近未来のITインフラ像と、そのITインフラを活用してより大きなビジネス成果を獲得するためのIT部門の役割と外部ITベンダーとの協力関係構築に対する考え方をまとめた『エンタープライズ・ハイブリッドクラウド ~大企業のITインフラの目指すべき姿~』と題したホワイトペーパーを発行した。ITRのホームページから無償でダウンロードできる。
企業ITは、ビジネスへの直接的貢献やITによるイノベーション提案/推進に寄与することが強く求められている。しかし、これを実現できている国内ユーザー企業は多くない。
ITインフラの視点で考えると、「システム・サイロ化」とそれに起因した「運用保守費用の肥大化」によって、ビジネス価値を創出しうる戦略的なITに対して十分な要員と投資を振り向けられないのが実情。
今後の企業ITインフラはこれらの課題を解決し、企業ITのビジネス貢献度を上げるために、パブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミス資産の3つの環境を活用し、アプリケーションを相互連携し、シームレスに展開できるITインフラを構築する必要がある。
今回のホワイトペーパーでは、大企業のクラウド利用状況についての調査結果を交え、目指すべきITインフラの将来イメージを提示し、その実現のための考え方とアプローチ、およびその構築事例の紹介を通して、企業ITがビジネス貢献度を向上させるための方策を提示している。
■『エンタープライズ・ハイブリッドクラウド ~大企業のITインフラの目指すべき姿~』目次
第1章 エグゼクティブサマリ
第2章 国内ユーザー企業のIT部門の現状
企業IT部門が果たすべき役割
IT部門の現状
IT基盤の統合・再構築の重要性認識と現在の実施率
戦略的IT投資を圧迫する運用保守費用
第3章 大企業でのクラウド・コンピューティングの動向
クラウド・コンピューティングの定義
大企業におけるクラウド利用動向
クラウド利用動向調査結果の要約
第4章 大企業ITインフラの目指すべき姿
~エンタープライズ・ハイブリッドクラウド~
現状の企業ITインフラが抱える根本課題
仮想統合だけでは運用保守の削減は困難
企業ITインフラの近未来像:ハイブリッドクラウドとオンプレミスの混在
IT部門の業務担当パターンの現状と目指すべき姿
「インフラ構築と運用業務のフルアウトソーシング」としてのパブリッククラウド
ITベンダーとのパートナーシップの重要性
IaaS事業者の分類とSIerの価値
「エンタープライズ・ハイブリッドクラウド」の構築事例
第5章 提言
■ITR White Paper
「エンタープライズ・ハイブリッドクラウド」〜大企業のITインフラの目指すべき姿〜
http://www.itr.co.jp/library/public/ITR_WhitePaper/ITR_WP_C14010058.pdf
(28ページ・1.26MB)