NECソフト「UXイノベーション戦略室」を新設　SI・ユーザー体験を向上

2014年1月6日 23:32

　NECソフトは6日、同社VALWAYテクノロジーセンター内に「UXイノベーション戦略室」を新設し、SIおよびソフトウェアの「ユーザエクスペリエンス（以下、UX）」向上を図り、より使いやすい製品・サービスを提供するための活動を開始すると発表した。

　UXとは、利用者が製品やサービスを通じて得られる体験のことで、使いやすさ（ユーザビリティ）に加えて、楽しさや心地よさ、感動などの実現を重視した顧客体験向上を目指した概念のこと。国際規格であるISO9241－210でも定義されている。

　新設した「UXイノベーション戦略室」は、ユーザビリティの次ステップとして、UXに関連する研究開発、現場支援の強化、自社SIおよびソフトウェア開発プロセスへの標準化など、活動範囲を拡大し推進する。

■UXイノベーション戦略室の活動概要

1）開発プロセスへの組み込みと体制づくり：自社SIおよびソフトウェア開発プロセス標準へのUXプロセスの組み込みと体系化、その適用推進のための全社的な組織体制づくり、実案件のOJTを通じたUXエンジニアの育成を推進。

2）最先端技術の具現化：　スマートデバイスやジェスチャー、仮想現実（AR）技術、3次元表示技術などの最先端技術を、現場の業務を熟知したUXエンジニアが利用者視点で具現化し、業務効率の抜本的な改善に貢献。