霧に映像を投影する3Dディスプレイ、タッチ操作も可能

2013年12月30日 17:10

taraiok 曰く、 SFの世界でよく登場するような、何もない空間に映像を投影する「空中投影型」のディスプレイは映像技術の次のステップとして期待されている。しかし、こうしたハイテクディスプレイの実現には、多くの障壁が残っている。ロシアのデザイナーMax Kamanin氏は、この障壁に対する回答を見つけ出した。加湿器のように超微細な水滴を霧のように噴出させ、その霧の層に画像イメージを三次元投影させるというものだ(CNNslashdot)。

 投影させた画面上では、赤外線センサーによりモバイルデバイスのタッチディスプレイのようなピンチズームと言った500ほどのジェスチャー操作に対応している。この技術は、タッチスクリーンを直接触ることはないので衛生的だという。このため、不特定多数の人が触るような広告媒体や医療システムなどにも応用できるとしている。実際の動作状況は動画で公開されている。

 スラッシュドットのコメントを読む | テクノロジー

 関連ストーリー:
光学迷彩、ついに実用化? 2012年12月13日
雨粒を避けて照らすスマートヘッドライト 2012年07月06日
ロシア企業、仮想世界を触って動かせる技術を開発 2011年12月02日
空中に3D映像を投影するAerial 3D 2011年11月18日

 

関連記事

最新記事