米国・ミルウォーキー、チーズ製造時に使用した塩水を路面凍結防止に利用

2013年12月29日 11:33

米国・ウィスコンシン州のミルウォーキーでは、チーズの製造過程で排出される塩水を岩塩と混ぜて路面の凍結を防ぐパイロットプログラムを実施しているそうだ(The New York Timesの記事The Vergeの記事本家/.)。

路面の凍結防止には岩塩を使用することが多いが、冬季に平均127センチメートルの積雪があるミルウォーキーでは費用が問題となる。昨冬の積雪は70センチメートル程度だったが、44,000トンの岩塩を使い、全体で650万ドル近い費用がかかっている。そのため、以前からミルウォーキーでは岩塩の代用となるものを探しており、糖蜜や甜菜の搾り汁を試したこともあるとのこと。しかし、家の中に足跡が付くとの苦情を受けて中止されたそうだ。塩水と岩塩を混ぜて散布することで、岩塩をそのまま散布するよりも自動車に弾き飛ばされる量が減り、効率よく利用できるようになるという。パイロットプログラムの実施されているベイビュー地区の住民はこれまでと違う匂いを感じているが、現在のところ苦情は寄せられていないとのことだ。ちなみに、使用する塩水はプロボローネやモッツァレッラのものが最適らしい。 スラッシュドットのコメントを読む | idleセクション | idle | アメリカ合衆国 | 交通

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