『人工知能学会誌』、デザイン変更でお堅いイメージを一新

2013年12月27日 12:46

あるAnonymous Coward 曰く、 一般社団法人人工知能学会は25日、学会誌である『人工知能学会誌』のタイトルを29巻1号(2014年1月)から『人工知能』に変更、あわせて表紙をお堅い学会誌というイメージから一新したものに改めることを公表した(プレスリリース)。

 プレスリリースには新デザインとなった29巻1号の表紙が掲載されているが、女性型アンドロイドが家事をしているようなイラスト(掃除機が人工知能になっていることをイメージ)が描かれており、確かに学会誌というイメージとは一線を画している。今回の変更は、ワトソンやSiriで人工知能に関心が高まる中、もっと広い範囲の読者に興味を持ってもらいたい、アピールしたいという理由によるものだという。今回の表紙デザインはクラウドソーシングにより、コンペ形式で募集されたもので、3週間の間に約100点のデザイン案が寄せられたという。表紙のデザインは今後毎号変化する予定。

 一方、女性型アンドロイドが用いられた表紙デザインに対して賛否があるようで、Twitter上では女性蔑視だという批判やそれに対する反論が盛り上がっている模様。

 なお、情報処理学会の学会誌「情報処理」も55巻1号からは表紙が漫画のようなイラストになっており、またキャラクターもいるのだが、あまり話題になっていない。

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