ソニーが米グレースノート社を売却、ライトオンが減益、enishが今期最終利益を上方修正、ANAが貨物事業の新会社を14年4月より始動、ジーンズメイトの12月既存店売上高がマイナス=25日の注目銘柄

2013年12月25日 10:03

【12月25日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 25日の注目銘柄です。ソニーが米グレースノート社を売却、ライトオンが減益、enishが通期最終利益を上方修正、ANAが貨物事業の新会社を14年4月より始動、ジーンズメイトの12月既存店売上高がマイナス。

 ソニー(東:6758)は24日、音楽・ビデオのメタデータ・データサービスを提供する孫会社、グレースノート社の全株式を、米の新聞社トリビューン・カンパニー(本社:イリノイ州シカゴ)に売却すると発表した。本売却の売却価額は1億7000万ドル(約177億円)で、2014年3月31日までに完了する見込み。ソニーは、売却完了時に約6000万ドル(約62億円)の売却益を営業利益として計上する。なお、本売却益は2014年3月期の通期業績予想に織り込み済み。

 ライトオン(東:7445)が24日に発表した2014年8月期第1四半期の決算(非連結)は、純利益が前年同期比38%減の9300万円だった。平年より気温が高かったこと影響などがあり、秋・冬物商品の販売が苦戦した。売上高は同7%減の179億円、営業利益は同22%減の3億3900万円、経常利益は同24%減の3億1300万円。

 enish(東:3667)は24日、2013年12月期の通期業績予想を修正し、純利益を前回予想の4億円から前期比66%増の6億円に引き上げた。当初、減少を見込んでいた既存のブラウザアプリの売上高、営業利益が想定以上に堅調に推移したため。営業利益は同8億円から同65%増の11億円に、経常利益は同8億円から同64%増の10億円に、それぞれ予想を引き上げた。一方、売上高は過去最高を達成するものの、アプリのリリース遅延により予想に届かないため、同67億円から同49%増の66億円に引き下げた。

 ANA(東:9202)は24日、貨物事業のさらなる拡大を図り、新事業会社ANA Cargoの営業を2014年4月に開始すると発表した。これまでANA貨物事業室が主に担っていた企画・販売計画等と、ANAロジスティクサービスが担っていたエアラインセールス等の貨物事業を統合し、新会社が一体的に運営する。

 ジーンズメイト(東:7448)が24日に発表した前年比速報によると、2013年12月度の既存店売上高は前年同月比12%減だった。12月はシャツ類は好調だったものの、防寒アウターなど冬物商品群が苦戦した。デニム5ポケットなどメンズボトム類も低調で、前年同月を下回る結果となった。既存店客数は前年同月比8.4%減、既存店客単価は同3.9%減だった。【了】

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