セガ、コミュニティサービス「it-tells」(いってる)を公開
2013年12月18日 13:03
ymitsu 曰く、 12月17日、セガがコミュニティサービス「it-tells」(いってる)のβ版を公開した(4Gamer、ファミ通.com)。
it-tellsとは、セガ版のSNSのようなものらしい。セガの提供するIDサービスである「SEGA ID」を持っている人なら誰でも利用可能とのこと。β版のため現状では最低限の機能しか実装されていないが、実名ではなく匿名を前提としたサービスで、「つぶやき」と「コミュニティ」を柱として「日記(Blog)」の機能は存在しないなどの、既存のSNSとは違うit-tellsのコンセプトが4Gamerの記事において詳しく語られている。
it-tellsのプロジェクトを統括しているセガの竹崎忠氏によると、セガが1998年に発売したネットワーク対応ゲーム機であるドリームキャストの「続き」をやりたいとのことで、強力な競合機の存在や当時のネット環境の未整備のために失敗に終わったドリームキャストのビジョンを踏襲したものになるようだ。セガがハード事業からの撤退の際、「ドリームキャストのビジョンはハードがなくなっても実現できる」と大川功会長を説得したとのことで、2001年に死去した大川会長との約束を今こそ果たす、との強い意志を竹崎氏は表明している。
ただし、350万人のSEGA ID所有者のうち、85%に当たる300万人超が「ファンタシースターオンライン2(PSO2)」のプレーヤーとのことなので、当初は「PSO2」がサービスの軸になるだろうと4Gamerの記事では予想している。
なお、公開初日よりアクセスが殺到したため、現在はサービスを一時停止している。
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