Windows XPでWindows Update実行時にCPUの使用率が100%になるバグが確認される
2013年12月18日 13:34
あるAnonymous Coward 曰く、 Windows XPでWindows Updateを実行したときに、CPU使用率が100%のまま下がらない場合がある。Microsoft側はWindows XP搭載でInternet Explorer 6、もしくはInternet Explorer 7を使用しているPCで発生しており、バグの原因がWindows Update Agentであったと公表している。このバグにより、Windows Updateの時間が一時間以上必要になることもあったという(ArsTechnica、GIGAZINE、Microsoft、slashdot)。
ArsTechnicaによると、こうなった理由はWindows Updateのクライアントコンポーネントのアルゴリズムにあったという。Windows Updateを定期的に当てているPCは、パッチ情報をマイクロソフトのサーバー(または企業内設置のWSUS)から取得している。サーバー上にあるパッチ情報には、どのパッチをいつ交換したのかといった履歴も含まれている。長期間運用しているOSでは、この履歴は40以上の項目に成長。Windows Updateクライアントのアルゴリズムとの関係で、リスト処理に必要な時間を二倍必要とすることもあるとしている。
バグ発生後の2013年11月および12月のWindows Updateでは修正パッチが間に合わず、年明けの2014年1月にパッチを配布する予定だとしている。
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