ソフトバンクテクノロジーら、埼玉県でバス運行状況確認システムの社会実験

2013年12月17日 12:09

 埼玉県、ソフトバンク・テクノロジー、Yahoo! JAPAN、ソフトバンクテレコム、IDCフロンティアは16日、埼玉県のバス運行状況がリアルタイムで分かるシステム「バスcoi(こい)」を開発したと発表した。20日から、埼玉県上尾市と埼玉県神川町で社会実験を始めるという。

 「バスcoi」は、バスの現在位置や到着予定時刻などの情報を、スマートフォンやPC、タブレット端末で手軽に確認できるサービスを提供するシステム。バス事業者からのお知らせ情報も閲覧でき、悪天候や災害時の振り替え乗車の際にも活用できる。

 また、バスを気軽に待つことができる施設として登録された「バスまちスポット」にあるPCなどからシステム上の「のるボタン」を押すと、乗車の意思が音声で運転手に伝わり、バスの通過を防止するという。「バスまちスポット」の情報は「バスcoi」上で確認できる。

 社会実験は、上尾市循環バス「ぐるっとくん」6路線の全てで2013年12月20日~2014年6月30日の間、神川町営バス2路線の全てで2013年12月20日~2014年9月30日の間に実施する。

 今後は、利用者へのアンケートによる利用状況調査、システムの動作状況、システムから得られる情報の検証などを通じて、当システムの内容を評価し、本格運用に活かすという。全国的な展開も視野に入れる。

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