Android 4.3で追加されたパーミッション設定機能、Android 4.4.2で削除される

2013年12月15日 15:56

Android 4.3では個人情報などへのアクセス許可をアプリごとに設定できる「App Ops」という隠し機能が追加されていたが、先日リリースされたAndroid 4.4.2で取り除かれてしまったそうだ(Electronic Frontier Foundationの記事The Vergeの記事本家/.)。

Androidアプリには、システムリソースや個人情報などへのアクセスを要求するパーミッション設定がある。アプリの中には無断で個人情報を外部送信するものも多いが、各項目へのアクセス許可をユーザーが指定することはできず、インストール時に確認してアプリを使うかどうかを選択することしかできなかった。Android 4.3ではApp Opsを使用することで、アプリが要求するアクセス許可の項目をリストアップし、望ましくない項目を無効化できるようになっていた。しかし、Android 4.4.2にアップデートするとApp Opsは利用できなくなる。GoogleではApp Opsについて誤ってリリースされてしまったもので、まだ実験段階であり、アプリによっては正常に動作しないものもあるなどと説明しているとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | セキュリティセクション | Google | セキュリティ | Android | プライバシ

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