エミネム リアーナのコラボ曲「ザ・モンスター」が登場6週目で初の全米No.1獲得
2013年12月13日 16:55
「ザ・モンスター」が初登場した次の週にアルバムチャートでNo.1デビューを果たしたエミネムの『ザ・マーシャル・マザーズLP2』が、3週目でミリオンに認定される大ヒットを記録している中、ついにアルバムからの先行シングルであるこの曲がNo.1に輝いた。
2者によるコラボは、2010年の7月に「ラヴ・ザ・ウェイ・ユー・ライ」で実現され、同曲は7週にわたってNo.1を死守し、アメリカだけでも500万ダウンロードを超えるヒットに至った。その後も、リアーナのアルバムでエミネムがゲスト参加したりと、相性の良さをみせていたが、シングルカットされた曲としては、2曲目のNo.1獲得となる。エミネムはこれで5曲目、リアーナにとっては13曲目の首位獲得となり、マイケル・ジャクソンと並ぶ歴代3位タイの記録を更新した。
そして、「ザ・モンスター」がNo.1に到達したと同時に、TOP3も入れ替わりとなり、ピットブルとケシャのデュエット「ティンバー」が先週の4位から2ランクアップして2位に、ワン・リパブリックの「カウンティング・スターズ」は5位から3位に上昇した。
「ティンバー」は、アメリカン・ミュージック・アワードのパフォーマンス効果に続き、ウエスタン風のミュージック・ビデオも公開されたことでポイントを伸ばし、すでに2000万回に近いストリーミング回数を獲得している。また、「カウンティング・スターズ」は大きな宣伝こそ行っていないが、7月6日の初登場から徐々に人気が広まり、登場25週目にして3位に到達した。今年、60週を越える記録を更新したイマジン・ドラゴンズの「レディオアクティブ」に続くロングヒットとなるか、また、2008年に2位を獲得した大ヒット曲「アポロジャイズ」の記録を超えるか、ということにも注目が集まる。
今週、新たにTOP10入りを果たした曲はなかったが、2週前にTOP10入りを果たし、先週13位に後退したものの今週9位に再浮上したのが、パッセンジャーの「レット・ハー・ゴー」。アメリカ、UKではすでにミリオンに認定され、他各国でもプラチナ・セールスを記録していて、アメリカに先立って首位を獲得している国も多い。オフィシャルのビデオ視聴数は1億5000万回を超えていて、シンプルで美しいメロディとサウンドが、寒い冬を温めてくれる。
今週の初登場一番人気曲は、13位のペンタトニックス「リトル・ドラマー・ボーイ」。テキサス出身の5人組アカペラユニットで、幅広いジャンルの曲をアカペラでカヴァーし話題を呼び、11月23日付のアルバムチャートでは、『PTXヴォリューム2』が10位にランクインしたのが記憶に新しいが、この「リトル・ドラマー・ボーイ」は、彼ら初のクリスマス・アルバム『PTクリスマス』がデラックス・エディションとして再リリースしたことで、先行シングルとしてカットされた。クリスマスに向けてヒットを続けそうだ。クリスマス・ソングとしては、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」が、26位にリ・エントリーした。1994年にリリースされたこの曲はクリスマス・ソングとして世界一のセールスを誇っている。