FBI、監視用マルウェアで被疑者を監視していた
2013年12月12日 07:00
あるAnonymous Coward 曰く、 米連邦捜査局(FBI)は、ネット上にあるコンピュータから調査・収集できる監視用マルウェア技術を持っているという(The Washington Post、本家/.)。
この監視用マルウェアは「Mo」と呼ばれるイラン軍服を持っていた空港・大学爆破予告犯の捜査に使用され、裁判時の資料から内容が判明したようだ。
このマルウェアは、仕掛けられた対象がYahooメールのアカウントにサインインしたときに、位置情報や閲覧したWebサイトの内容といった情報を集めるというものだそうだ。ファイルや写真が添付されたメールをひそかにダウンロードしたり、コンピュータに接続されたカメラを動かして画像を集めることさえできたという。
ただし、Moと呼ばれる人物は米国国民または国内に住んでいる外国人であることは判明していたが、イランとのつながりは明白ではなかった。この捜査は令状なしに行われたため、彼の起訴を危うくしているのだという。
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