ピストンエンジンよりも小型高効率な「円弧動エンジン」、日本ソフトウエアアプローチが考案
2013年12月11日 16:11
あるAnonymous Coward 曰く、 学習用コンピュータソフトウェアを販売し、科学技術計算等新技術開発を行っている日本ソフトウエアアプローチが、「円弧動エンジン」なるものの理論設計を公表した。現在、同エンジンの試作機製作や実用化に向けて提携先企業を探しているとのこと(ASCII.jp)。
円弧動エンジンは、ドーナツ状シリンダー内部で2つのピストンが円周方向に往復運動する構造。燃焼室は各ピストンの両側に存在し、シャフトの対称方向にもう1組のピストンが設けられる。ピストンの動きはクランク・歯車機構により出力軸及び吸排気ポペットバルブを駆動カム軸と連動する。詳細は同社Webサイトを参照されたい。
ピストンの円弧状の動きを回転運動に変換しているため、同社では従来型レシプロエンジンと(ヴァンケル)ロータリーエンジンの中間にあたる構造と呼んでいる。高効率・小型・軽量を謳い、同社では自動車に用いられる2000ccクラスのレシプロエンジン(約200kg)と同程度の出力を10%程度の重量(約15kg)の円弧動エンジンで可能、燃費は3分の1程度になるとしている。
公開された設計図はエンジンの基本構造だけでなく各部品の詳細にわたり、冷却や潤滑構造、応力分析も含む技術資料も同時に公開されている。
内燃機関より先に油圧機器・圧縮機で実績を積んでみては、と考えているが、いかがなものだろうか。
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