【銘柄フラッシュ】テリロジーなど急伸し新規上場のホットリンクは買い気配
2013年12月9日 16:21
9日は、日本製紙 <3863> が景気敏感株として株式市場の回復を映す形で3.3%高となり高値を更新、明治ホールディングス <2269> も消費回復期待などから3.3%高となり高値を更新。円安の進行や前週末のNYダウ急伸198ドル高を好感して自動車、重電、機械、精密、エレクトロニクス関連株が軒並み高となったほか、日経平均の大幅高を映して連動性の強いソフトバンク <9984> も高値更新。
イムラ封筒 <3955> (東2)はNISA(少額投資非課税制度)にともなう需要増などによる好決算を発表し一時2011年来の高値に進み大引けは5.7%高。ゲームサイトなどのエイチーム <3662> は韓国企業との資本・業務提携を材料に18.4%ストップ高。また、日本エンタープライズ <4829> (東2)はエイチームの上位株主である点を材料に36.5%ストップ高。テリロジー <3356> (JQS)は証券取引の活発化を受けて高頻度取引・高速売買の監視システムを手がけるとされて45.9%ストップ高。
本日新規上場のホットリンク <3680> (東マ)は前後場とも買い気配のまま売買が成立せず、大引けは本日の気配値上限に当たる6210円の買い気配。公開価格2700円の2.3倍。Twitter(ツイッター)やSNS(交流サイト)などで流れる評判を分析するサイト「クチコミ@係長」や、風評被害の対策サイト「e―mining(イーマイニング)」などを運営。公募株数は18万8800株、売り出し株数は最大35万300株。
東証1部の値上がり率1位は前出・エイチーム <3662> の18.4%ストップ高、2位はシーエーシー <4725> の16.6%ストップ高となりインドのIT企業を買収と伝えられて2ヵ月半ぶりに高値を更新、3位は丹青社 <9743> の10.5%高となり前週末に発表した第3四半期決算を好感し戻り高値に進んだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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