嫦娥三号、月周回軌道に投入 14日に月面着陸へ

2013年12月9日 07:00

  中国の月探査機「嫦娥三号」が12月6日、月を周回する軌道に入った。

  12月2日に打ち上げられた嫦娥三号は、月に向けて航行を続け、その間に2度の軌道修正を行った。打ち上げ時の軌道投入精度がきわめて高く、予定されていた3回目の軌道修正は行われなかった。そして12月6日17時47分(中国標準時)にスラスターに点火、361秒間に渡って燃焼した後、同17時53分に嫦娥三号は月面からの高度約100kmの軌道へと入った。

  このあと4日間はこのまま月を周回し、その後近月点(月面にもっとも近い高度)を15kmまで下げ、そして早ければ14日に「虹の入江」と呼ばれる平地に着陸、同日中にも着陸機から探査車(ローバー)が降ろされる予定だ。着陸機は約1年間、ローバーは約3ヶ月間のミッション期間が予定されている。

 ■嫦娥三号“一脚刹车” 顺利进入环月轨道
http://zhuanti.spacechina.com/n561816/n562345/n563064/c598007/content.html

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