ソフトバンクがイー・アクセスとウィルコムを合併、東芝が破産申請した米OCZ社のSSD事業を買収、ユニクロとABCマートの11月既存店売上高がプラス=4日の注目銘柄

2013年12月4日 06:49

【12月4日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 4日の注目銘柄です。ソフトバンクがイー・アクセスとウィルコムを合併、東芝が破産申請した米OCZ社のSSD事業を買収、ユニクロとABCマートの11月既存店売上高がプラス。

 ソフトバンク(東:9984)は3日、子会社である2企業、イー・アクセスとウィルコムを合併すると発表した。イー・アクセスがウィルコムを吸収合併する。効力発生日は2014年4月1日。合併後存続する会社は、契約数1000万以上の顧客基盤を持つことになる。イー・アクセスの展開する無線事業と固定通信事業、ウィルコムの展開するPHS事業を引き続き発展させるとともに、市場拡大が見込まれるスマートフォン分野に注力していくという。

 東芝(東・名:6502)は3日、リテール・データセンター向けのSSD(ソリッドステートドライブ、半導体メモリであるフラッシュメモリを使用した補助記憶装置)事業を強化するために、米OCZ社(本社:カリフォルニア州)のSSD事業を買収すると発表した。東芝が強みを持つNAND型フラッシュメモリ(回路規模が小さく、安価に大容量化できる記憶装置)の技術と、OCZ社の実績あるリテール・データセンター用途SSDを組み合わせることで、東芝のSSD事業の競争力を一層強化する考え。

 ファーストリテイリング(東:9983)が3日に発表した国内ユニクロ事業の売上推移速報(2014年8月期)によると、11月の既存店売上高は前年同月比7.7%増だった。11月は、中旬以降の気温の低下にともない、キャンペーン商品を中心に冬物販売が好調だった。既存店客数は同5.7%増、既存店客単価は同1.9%増だった。

 ABCマート(東:2670) が3日に発表した11月度概況(2014年2月期)によると、既存店売上高は前年同月比3.6%増だった。11月は、月後半のテレビCMを中心とした宣伝効果などにより、レディースのスポーツシューズを中心に販売が好調だった。既存店客数は同3.4%増、客単価は同0.2%増だった。【了】

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