大日本印刷、ネットワーク非対応サイネージにコンテンツ配信できる「SmartSignage SD」

2013年12月3日 14:31

 大日本印刷は3日、無線LAN内蔵SDメモリカードをデジタルサイネージ機器に差し込むだけで、手軽にコンテンツのネットワーク配信・管理が可能なシステム「SmartSignage SD」を開発したと発表した。2014年1月20日に販売を開始する。

 電子POPなど、通信機能が無い小型のデジタルサイネージ機器では、SDメモリカードやUSBメモリにコンテンツを収録して、手作業でコンテンツ更新作業を行なう必要があるが、「SmartSignage SD」を利用することで、ネットワーク経由でコンテンツ配信・管理ができるようになる。

 パソコンやセットトップボックスを用いたデジタルサイネージシステムとして実績のある同社のデジタルサイネージ用コンテンツ制作・配信ソフト「SmartSignage」の機能を継承しており、全国の店舗での運用など大規模な配信・管理が可能という。

 利用に際して専用のアプリケーションは不要で、コンテンツの登録配信からデジタルサイネージ端末の状態監視まで、全てWEBブラウザの専用画面で操作できるクラウドサービスとなっている。

 価格は、「SmartSignage SD」専用 無線LAN SDメモリカードが1枚10,500円から。月額利用料が、無線LAN SDメモリカード1枚につき、1,500円から。コンテンツ製作、システム設定、配送設置、運用保守、通信費は別途必要となる。また、配信サーバーにアクセスするためのアクセスポイントも別途設置する必要がある。

 大日本印刷は今後、設置担当者がスマートフォンやタブレットを使用してコンテンツの選択やアップロード、端末の管理を手軽に行うためのアプリケーションも提供するとしている。

 また、メーカーや小売り・流通業などに、コンテンツ制作から、機器・配信管理システムなどの販売、運用・保守、WEBやSNSと連携した売場発の情報発信を行うプロモーションまで、トータルでサービスを提供して2016年度に5億円の売上を目指すという。

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