4Kテレビを今年買わない方が良い理由
2013年11月29日 12:48
あるAnonymous Coward 曰く、 最近では4K(4000×2000ドットに近い解像度)対応のTVのラインアップも増えてきたが、まだ手を出すのはまったほうがよさそうだ。ComputerWorldによると、理由の1つはまだ値段が高いということだが、それ以外にも、まだ4K対応コンテンツが多くないだけでなく、4Kに対する標準規格がまだ決まっていないからというのもあるそうだ(Slashdot.org)。
画面から近づかないと人間の目では画質の違いを認識できない、という話もあるものの、最新の4K対応TVでは画質やフレームレートの点で優れているものも多いそうで、確かに表示品質の面では優れているという。とはいえ、現在4K品質の映像を配信しているサービスは少ない。放送局も4Kには注目しているが、まだ4K映像を配信するための決定的なフォーマットがない点が4K配信の実現を妨げているという。
また、値下がりの兆候もある。現在4Kテレビは日本では30万円台後半~という価格帯だが、すでに中国などの格安TVメーカーから、50インチ台で1000ドルを切る価格設定の4K対応テレビを発売する動きがあるという。4Kテレビが安くなり、標準規格が定まるまで待つのが賢い選択のようだ。
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