コンピュータは「常識」を学べるか
2013年11月27日 13:15
あるAnonymous Coward 曰く、 カーネギーメロン大学が、インターネット上で公開されている画像から学習を行う人工知能「NEIL」を開発しているそうだ。このプロジェクトの目的は、人工知能に指示を出して教えることなく、入力した情報だけから「常識」を判断することだという(本家/.、The Washington Post)。
NEILは画像を分析し、その画像と画像内の物体との関連性を見つけていくという。これにより、たとえば「サバンナにはシマウマがよくいる」といったような情報を認識できるという。実験開始から4ヶ月が経った時点では、2500の「関連性」を発見できているそうだ。
しかし、実際には間違った情報を学ぶこともあるという。記事ではその例として「サイはアンテロープ(ウシ科の動物)の一種だ」「俳優は独房で見つかる」「ニュースキャスターはオバマ大統領に似ている」などが挙げられている。
スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | テクノロジー | 人工知能 | ソフトウェア
関連ストーリー:
東大合格を目指す人工知能、400以上の大学で合格圏内に 2013年11月24日
人工知能の進化で変形文字「CAPTCHA」が解除可能に 2013年10月31日
ライス大学Moshe Vardi教授曰く、「2045年までに人間の仕事がAIロボットに奪われる」 2013年05月21日