DARPA主催のロボット競技会用ロボットAtlasの歩行動画が公開される
2013年11月26日 14:28
あるAnonymous Coward 曰く、 DARPAは近々世界初となる災害対策ロボットの競技会「DARPA Robotics Challenge(DRC)を開催する。災害時のようにガレキが散乱して歩きにくい場所でも活動可能なロボットの開発を目指しているという(I PROGRAMMER、現代ビジネス、本家/.)。
DRCは2つのグループに分けられており、ハードウエアとソフトウエア(AI)の両方を開発する「トラックA」とDARPAが提供する2足歩行ロボット「Atlas」のAI(人工知能)の開発を競う「トラックB」がある。トラックAには日本からも2チームが出場予定だそうだ。
トラックBに提供されるAtlasは、あのBigDogを開発した米Boston Dynamics社製のロボットで2足歩行が可能な人型をしている。DRCに参加予定のフロリダ大学のチームが作った人工知能でAtlasが歩く様子が公開されている。ビデオではAtlasが障害物を乗り越えて歩行する様子が映し出されており、ある程度の障害物は乗り越えるものの、最後には転倒してしている。Atlasは転倒時の安全対策のために上からつり下げられているが、転倒時の画面から分かるように、独立した2足歩行が可能なようになっている。
なお、現代ビジネスの記事では、競技会の第1回目は成果が出ないかもしれないが、DRCが失敗に終わるとは限らないと述べられている。その理由として、DARPA主催の自動運転車の開発競技会では、1回目は完走ゼロだったにも関わらず、2回目には初回より厳しい条件にも関わらず5台の自動運転車が完走する成果を出しているからだとしている。
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