日本カー・オブ・ザ・イヤー大賞受賞車は史上初の輸入車に

2013年11月23日 17:31

 フォルクスワーゲン(VW)の新型ゴルフが、第34回日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY/日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会主催)において、2013-2014年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。

 輸入車が大賞を受賞したのは「日本カー・オブ・ザ・イヤー」が1980年にスタートして以来、初めての快挙だ。輸入車として過去最高の504ポイントを獲得したことが、その評価の高さを物語っている。ちなみに2位との差は131ポイントと大きく水をあけて大賞を得た。

 今回の受賞理由はモジュール化による新たな開発手法を採用し、正確なハンドリングと上質な乗り心地を両立したシャシーを実現したことが評価された。加えて、数々の新技術の採用で高い環境性能と安全性能を獲得し、Cセグメントのベンチマークとなったことも大きな理由だという。また、クルマが本来持つべき運転する楽しさを味わえ、日本市場において手頃な価格を実現したことも高評価された。いま「日本のユーザーにいちばん乗って欲しいクルマと言える」とCOTY委員に評価された。

 新型VWゴルフは、今年6月に日本で発売され、クリーンでシャープなデザインや、先進の安全装備類、 内外装の質感などが高く評価されている。

 高い運動性能と低燃費を両立した1.4TSI ACT(気筒休止)エンジンを採用するゴルフTSIハイライン、ミリ波レーダーを採用し、高度な運転支援機能であるアダプティブクルーズコントロール(ACC)を標準装備するTSIコンフォートライン。21.0km/リッターと過去最高の低燃費を実現した1.2TSIエンジンや衝突被害軽減ブレーキを装備した249万円という高コストパフォーマンスを実現したTSIトレンドラインをラインアップする。

 また10月には 350Nmという歴代最高のトルクを発揮する2.0TSIエンジンを採用したゴルフ GTIも追加され、発売から5カ月の受注台数は、1万3000台に達し、7世代に及ぶゴルフの歴史において最高販売を記録している。

 開催中の東京モーターショーでは、ステーションワゴンのゴルフ・ヴァリアント、スーパースポーツを凌駕する運動性能を持ったゴルフRなどが日本初公開されている。(編集担当:吉田恒)

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