ツルハHD:広島地盤のドラッグストア・薬局チェーンを101億円で買収、中国地方の店舗展開を推進

2013年11月21日 16:58

【11月21日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 ドラッグストアチェーンを展開するツルハホールディングス(東:3391、以下ツルハHD)は21日、広島県を中心に中国地方で140店舗のドラッグストア「Wants」と調剤薬局「ウォンツ薬局」を手がけるハーティウォンツ(本社:広島県広島市)の株式56%を101億円で取得し、子会社化すると発表した。

 ハーティウォンツは、中国地方では業界トップクラスの規模と知名度を誇っている企業。広島県や山口県を中心に圧倒的なドミナント化を実現しており、中国地方では鳥取県や島根県を中心基盤とするツルハグループの店舗展開とは非常に優れた補完関係にあるという。ツルハHDは、ハーティウォンツをグループに加えることで、中国地方における店舗展開を積極的に推進するとともに、スケールメリットを活かした共同仕入やプライベートブランド商品の共同開発、相互のノウハウや人材等経営資源の共有など、両社の業務の提携を進めていく。

 ハーティウォンツの株式は、リサ・パートナーズ(本社:東京都港区)の100%子会社であるリサ・キャピタル・マネジメントが運営するリサ・コーポレート・ソリューション・ファンド2号投資事業有限責任組合との間で譲渡契約を締結。今回取得する56%以外の株式についても、1年以内に取得する予定。なお、ツルハHDは同社の連結業績に与える影響について、現在精査中としている。【了】

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