東芝とオリックスが中尾温泉と共同で地熱発電事業に参入、2015年の発電開始を目標に

2013年11月19日 16:22

【11月19日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 東芝(東・名:6502)とオリックス(東:8591)は19日、共同で地熱発電事業に参入すると発表した。両社は地熱発電事業会社として中尾地熱発電株式会社(出資比率:東芝55%、オリックス45%)を設立し、新会社を通じて岐阜県奥飛騨温泉郷中尾地区における地熱発電事業を推進する。

 中尾地区の源泉は蒸気量が豊富で高温で、地熱発電に適していると評価されている。中尾地熱発電では今後、中尾地区内で源泉の調査や噴気試験、周辺環境の調査を通して事業性を検証する。事業性が実証された場合、2015年の発電開始を目標に発電出力2000kW(2MW)規模の地熱発電所の建設を進める。設置予定の地熱発電設備は、出力1000〜2000kW(1〜2MW)の据付工期が短くコンパクトな東芝製発電設備「GeoportableTM(ジオポータブル)」を予定。さらに、中尾温泉と協力し、温泉地域と共生した地熱エネルギーの活用を目指して事業を推進する。【了】

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