日産:100%電気商用車「e-NV200」を2014年度中に日本市場に投入、実用性と環境性能を両立

2013年11月14日 17:56

【11月14日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 日産自動車(東:7201)は14日、100%電気商用車「e-NV200」を、2014年度中に日本市場に投入すると発表した。2014年半ばから、スペインのバルセロナ工場で生産を開始し、世界各国での販売を予定している同モデルは、「日産リーフ」に続き、同社がグローバルで販売する2車種目のEV(電気自動車)となる。

 「e-NV200」は、ディーゼル車やガソリン車のバンと同等の室内の広さや多用途性、実用性を備えると同時に、走行時のCO2の排出量がゼロという特長をあわせ持つ。また、屋外行事や緊急の際の電源としても活用できる荷室の電源供給機能や、先進的な移動体通信システムなど、さまざまなビジネスシーンに役立つ機能を備える。

 日産では現在、「e-NV200」について、その特長を活かした効果的な活用法のモデルケースを確立すべく、同社の地元自治体である横浜市と共にその具体策を検討しており、すでに、同市での公用車としての活用や、横浜市民全体を対象とした車両モニター制度の設置などが、候補に挙がっている。

 なお、横浜市とスマートシティの構築・発展に関して相互協力関係にあるスペインのバルセロナ市では、「e-NV200」を活用した施策が、すでに具体化しつつある。同モデルがバルセロナ市のタクシーとして活用され、さらに、その活用を後押しすべく、急速充電器網やEVタクシー専用停車場を整備していくことなどが、検討・計画されているという。【了】


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