ミサワホーム、国内4拠点目の太陽光発電設備が稼働 年間1.4億の売電見込む
2013年11月13日 14:09
ミサワホームは13日、同社で4拠点目となるミサワホーム沼田工場への太陽光発電設備の設置が完了したと発表した。
同社は今年3月に関東物流センター、5月にミサワホーム静岡の新社屋、8月に福岡工場の各施設屋根面で太陽光発電設備の運転を開始していた。今回の沼田工場で合わせて4拠点となり、総設置容量は約3.6MW、年間発電量は約360万 kWhで、一般家庭約1,000世帯分の電力消費に相当する量となる。再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用し全量売電することで、年間約1億4,000万円の売電金額を見込む。
同社は今回、特定規模電気事業者の届出を完了し、電力小売事業の取り組みも開始する。
まず、2014年4月から、東京電力管内にある関東物流センターに設置した約1MWの太陽光発電設備で発電した電力を、同じく東京電力管内にある同社グループの各事業所に供給する。これにより、従来に比べて安価に電力を調達できることから、対象となる事業所の電力コストが約5％削減できるという。
同社は、生産子会社のテクノエフアンドシーを通じて、同社グループ以外にも太陽光発電設備の設置を広く提案しており、今後も引き続き積極的に推進していく計画。
電力小売事業については、取引先向けの供給体制を早期に整え、サプライチェーン全体の電力コスト削減にも取り組む計画という。
また、2016 年に予定されている一般家庭向けの電力自由化に向けて特定規模電気事業者としてのノウハウを蓄積し、ミサワホームオーナーの電力コストを抑制できるスマートコミュニティのあり方についても検討していくとしている。