尿から動力を得るロボット「EcoBot」

2013年11月11日 20:07

danceman 曰く、 西イングランド大学及びブリストル大学が共同で、尿を燃料として動力を得るロボット「EcoBot」を開発した。微生物を使って有機物を分解し、そこから直接電力を作り出すという。このようなロボットの開発は10年前より行われており、今回で第4号機目となる。また人間や動物の尿以外にも、腐った果物や野菜、ハエの死骸、排水、汚泥からも電力を作り出すことができるそうだ(本家/.Computer World記事)。

 また、人工筋肉を使って心臓のポンプ機能のような役割を果たすシステムも構築されているという。人工筋肉が収縮すると装置の中央部が圧縮され、その勢いで尿が燃料電池まで運ばれる。その後人工筋肉は弛緩し、同じプロセスを繰り返すとのこと。

 都市部では公共トイレから尿を集めて燃料にすることが可能であり、農村地帯では牧場から家畜の尿を集めて燃料にすることができるとしている。

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