東京モーターショーに、「直感で通じ合える未来の愛車」を提案するトヨタ

2013年11月6日 08:49

 11月20日(水)から12月1日(日)まで、東京ビッグサイト(東京・台場)で第43回東京モーターショー(TMS)2013が開催される。ここでトヨタ は、前回のTMSに引き続き「FUN TO DRIVE, AGAIN.」をテーマコピーにクルマの楽しさを追求する未来のモビリティライフを提案する。

 今回は、2015年に市販を開始する燃料電池自動車、直感で通じ合い愛着を感じさせる未来のクルマを具現化したコンセプトカー、また、日本ならではの“おもてなし”を感じさせる次世代タクシーなどを出展する。また、コンパクトハイブリッドスポーツ「AQUA G SPORTS」など、今年3月のジュネーブモーターショーでワールドプレミアしたパーソナルモビリティ「TOYOTA i-ROAD」、オープン4座FRスポーツ「FT86 Open Concept」も展示すると。

 この展示車両のなかで気になるモデルは、今回ワールドプレミア(世界初出展)となる「TOYOTA FV2」だ。このコンセプトモデルは自動車技術が進歩した未来世界でも「Fun to Drive」を感じさせる、個人のための未来の「愛車」を具現化したクルマだという。「直感で通じ合えるクルマ」をコンセプトとし、ヒトとクルマが「カラダ」と「ココロ」で通じ合うことでクルマに乗ることが楽しくなり、乗れば乗るほど愛着が感じられるパートナーとなるという。

 

「カラダ」で通じ合う。つまりステアリング操作ではなく、ドライバーの体重移動によって、前後左右の直感的な運転操作で奏功する。同時に、周辺の車両や交通インフラと通信でつながる協調型自動運転システムの一部を利用することにより、危険を予知してドライバーに回避を促すなど、クルマが安全運転を支援する。

「ココロ」で通じ合う。これは、ドライバーのパーソナル情報が蓄積された「TOYOTA HEART」とリンクして、ドライバーとともにTOYOTA FV2も成長するというシステムだ。音声認識や画像認識などによりドライバーの感情を推測、その感情とともに蓄積された運転レベル情報や走行履歴からドライバーの状態に合わせて、移動の楽しさを充実させるパートナーとなる。また、フロントガラスへのAR表示(Augmented Reality「拡張現実」環境から知覚に与えられる情報に、コンピュータが作り出した情報を重ね合わせ、補足的な情報を与える技術)に加え、ボディに設置したディスプレイ部の色や表示項目を自在に変化させ、まるで「愛馬」のようにドライバーとのコミュニケーションを可能とし、新たなクルマとの関係を構築するシステムらしい。

「TOYOTA FV2」は11月5日(火)以降に、未来のモビリティライフを体感できるスマートフォン専用アプリケーション(iPhone版/Android版)を配布予定。それぞれのアプリケーションの配布サービスであるAppStore、Google Playから無償インストールが可能だ。(編集担当:吉田恒)

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