パナソニックが黒字転換、ソニーが下方修正、スタートTとアドウェイズは好決算、ユナイテッドが赤字縮小=1日の注目銘柄

2013年11月1日 07:51

【11月1日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 1日の注目銘柄です。パナソニックが黒字転換、ソニーが下方修正、スタートTとアドウェイズは好決算、ユナイテッドが赤字縮小。

 パナソニック (東・名:6752)は31日、2014年3月期第2四半期の連結決算(米国基準)を発表し、それによると、純損益は1693億円の黒字(前年同期は6851億円の赤字)だった。車載関連事業が伸長し、国内の住宅関連事業も堅調に推移した。売上高は前年同期比2%増の3兆7063億円、営業利益は同68%増の1465億円だった。また、通期業績予想についても上方修正を行った。

 ソニー(東:6758)が31日に発表した2014年3月期の通期連結業績予想を下方修正した。売上高を、前回予想7兆9000億円から前期比13%増の7兆7000億円に、営業利益を同2300億円から同26%減の1700億円に、純利益を同500億円から同30%減の300億円に、それぞれ引き下げた。同日発表した2014年3月期第2四半期の連結決算 (米国基準)は、純損益が158億円の赤字(前年同期は401億円の赤字)だった。映画分野での大幅な損益悪化などがあり、黒字転換には至らなかった。

 アパレル通販の「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイ(東:3092)が31日に発表した2014年3月期第2四半期の連結決算は、純利益が前年同期比97%増の34億円だった。年間購入者数と取扱いショップ数が順調に拡大したが増益に寄与した。売上高は同14%増の174億円、営業利益は同88%増の54億円、経常利益は同88%増の54億円だった。

 インターネットアフィリエイトプログラム等を手がけるアドウェイズ(東マ:2489)が31日に発表した2014年3月期第2四半期の連結決算は、純利益が前年同期比4倍の2億円だった。国内の広告事業が順調に推移したことで大幅な増収となったことに加え、保有株式の売却により特別利益が発生したことが増益に寄与した。売上高は同49%増の144億円、営業利益は同2.2倍の3億円、経常利益は同36%増の2億円だった。

 スマートフォン向けアプリ「CocoPPa」などを手がけるユナイテッド(東マ:2497)が31日に発表した2014年3月期第2四半期の連結決算は、純損益が4500万円の赤字だった。前年同期は1億6700万円の赤字。注力事業のスマートフォンメディア事業とRTB(リアルタイム入札)広告事業が業績を牽引し、赤字幅が縮小した。売上高は、前年同期比46%増の27億2400万円、営業損益は3800万円の赤字(前年同期は600万円の黒字)、経常損益は2500万円の赤字(同300万円の赤字)。【了】

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