人間は部位ごとに加齢の進み方が異なる
2013年10月30日 15:15
あるAnonymous Coward 曰く、 女性の胸の組織は他の部分よりも加齢が速く進むことが研究で明らかになったそうだ(論文要旨、GIZMODO)。
加齢と共に我々のDNAはわずかに変化していくが、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究チームが加齢に伴うDNAのメチル化を調べたところ、部位によって加齢の進み方が異なることが明らかになったという。
研究では胎児から101歳までの被験者の、51種類に渡る7,844の健康な組織を調べたとのこと。これらの組織において加齢によりメチル化が進むとされている353のゲノム領域を比較したところ、心臓の組織は男女ともに実年齢よりも平均9歳若かったが、女性の胸の組織は実年齢よりも平均2〜3歳加齢が進んでいたという。
この調査技術は血液にも利用でき、例えば殺人現場に残された犯人の血からその実年齢を推定することも可能だそうだ。
スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス
関連ストーリー:
抗生物質で加齢を抑制できる可能性 2013年05月31日
警察庁、加齢による風貌の変化を予測するシステムを研究中 2013年01月30日
150 歳まで生きられる世界とは? 2011年10月19日
階段を上ると加齢が早まることが立証 2010年10月15日
遺伝子調査で「100歳まで生きられるか」を判定、確率は77% 2010年07月05日
肥満は脳の老化を加速する 2009年08月30日