ベネッセHD、在宅高齢者向け配食サービスを開始
2013年10月30日 14:02
ベネッセホールディングス(HD)は29日、ベネッセグループが注力しているシニア・介護事業の一環として、2014年4月より新たに配食サービス事業を開始すると発表した。
ベネッセ子会社のベネッセスタイルケアとフードサービス事業を行う株式会社LEOCが共同で合弁会社「ベネッセパレット」を設立し、「ベネッセのおうちごはん」というサービス名称で、月曜から金曜日までの5日間、毎週日替わりの夕食弁当を提供する。
ベネッセの有料老人ホームに入居している顧客に朝昼晩365日の食事を提供してきたノウハウを活かし、高齢者の季節による体調変化や食欲に配慮した「栄養バランスのよい献立」と、顧客と同じ地域に住むサービススタッフが日常的な会話やコミュニケーションをとることで「食事の質と健康的な生活リズムをサポートすること」が同サービスの特徴。
まずは、2014年4月に世田谷区の2拠点(「用賀・桜新町・深沢等」「松原・梅ヶ丘・赤堤等」)からサービスを開始する。提供メニューは1食600円前後2種と700円前後1種の計3種で、都合のよい週のみ注文可能な「5日間コース」と外食時等の際に休むことも可能な「1カ月コース」を提供する。
今後は拠点を随時拡大し、2015年度に東京都区内20拠点での提供を行うことを目指し、1日約2万食を生産できる工場を設置する予定。その後、1都3県に事業を拡大する計画。