OS X MavericksのMail.appで迷惑メールが無限増殖するバグが見つかる
2013年10月29日 12:00
あるAnonymous Coward 曰く、 OS X MavericksではOSに標準で付属するメールアプリ「Mail.app」の仕様が変わっているが、SPAMが自動的に振り分けられる、いわゆる迷惑メールフォルダ内のメールが突如増殖するというバグが発見された模様(本家/.、元ネタのFastMail Weblog、The Register)。
Mail.appがIMAPサーバーに対し、迷惑メールフォルダ内のメールを迷惑メールフォルダにコピーするという命令を発行していたためのようで、これにより実際には2MB分の迷惑メールフォルダが、2GBのサイズにもふくれあがっていたという。
この件とは別件だが、MavericksのMail.appではメールのテキストエンコーディングの設定ができなくなるという変更も行われているという。ASCII以外の文字が含まれたメールは必ずUnicodeで送信されてしまうとのこと。日本国内ではメールのテキストエンコードとしてISO-2022-JPが一般的に使われており、これを前提としたメールソフトやシステムでは問題が発生する可能性がある。そのほか、Gmailとの連携機能での不具合も報告されているようだ。
スラッシュドットのコメントを読む | アップルセクション | MacOSX
関連ストーリー:
アップデートが無償化されたAppleの一部ソフトウェアで、体験版や海賊版から正規版にアップデートできてしまうバグが見つかる 2013年10月28日
OS Xの新バージョン「Mavericks(10.9)」リリース、無料でアップグレード可能に 2013年10月23日
吉野家HDと高島屋が日本語UTF-8メール普及コンソーシアムを設立 2012年04月01日
日本語のe-mail、ISO-2022-JP以外のcharsetを使うのは是か非か 2009年01月18日