全日空、エコノミークラスの機内食を刷新 子供向け「デコ弁」も提供
2013年10月24日 21:25
全日本空輸(ANA)は24日、国際線エコノミークラスの全路線でメニューを毎月更新し、顧客からの意見を踏まえたラインナップを提供すると発表した。全日空は今年度、機内サービス刷新を展開しており、第一弾では国際線ファースト・ビジネスクラスを中心に機内食・寝具・アメニティのグレードアップを図ったが、第二弾では国際線エコノミークラスを中心に新機内食サービスを展開する。
具体的には、Facebook上で8月に実施した“機内食総選挙”において顧客に選ばれたメニューが12月から登場する。これまで機内食メニューについては、ANAのシェフ陣が中心となって候補メニューを作り、社内で選定してきたが、今回初めて候補メニューからの最終選定を顧客参加型のSNSイベントとして実施し、顧客が「機内で食べてみたい」ラインナップを用意した。また、客室乗務員を中心とした「ANAグループ社員おすすめメニュー」も導入した。
また、「食育」と「デコ弁」をテーマとした子ども向け機内食を新たに提供する。 「食育」では、子供の成長に不可欠なカルシウムやビタミンを多く含む食品を取り入れ、野菜をふんだんに使い全体の栄養バランスを良くした。加えて、味付けも素材の味を感じてもらうため薄めにするなど工夫を施した。「デコ弁」では、雪だるまの形をしたごはんやハートをかたどったチーズを載せたハンバーグ、おやつ用におもちゃ入りの菓子をプラスするなど、機内で退屈しがちな子どもたちに楽しい時間を提供する。