資生堂:アラブ首長国連邦に合弁会社設立、中東市場における事業を拡大

2013年10月24日 15:09

【10月24日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 資生堂(東:4911)は24日、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイに、グローバルブランド「SHISEIDO」の中東地域への輸入販売を行う「資生堂ミドルイースト」を、現地企業のクリエーション社と合弁で、2013年内に設立すると発表した。出資比率は資生堂側が51%、クリエーション社が49%となる。新会社は、UAEを含む中東7カ国(バーレーン、ヨルダン、クウェート、オマーン、サウジアラビア、カタール)を対象に、2014年1月から販売を開始する。

 今回設立する「資生堂ミドルイースト」が管轄する中東7カ国は、約5000万人の人口を有し、平均年齢は30歳前後と非常に若いという特徴がある。また、一人あたりのGDPも高く、今後の成長が期待できる地域でもある。

 資生堂ミドルイーストでは、グローバルブランド「SHISEIDO」の一層の浸透に努め、ビジネス基盤を強化。将来的には同社が展開する「SHISEIDO」以外のブランドの取り扱いも検討していくという。

 なお、資生堂は、本件が同社の2014年3月期の連結業績に与える影響は軽微としているが、将来的には同社の中東市場における事業拡大に寄与する見込み。【了】

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