【今日の言葉】NYダウは弱気のダイバージェンスとなるのか

2013年10月24日 10:20

  『NYダウは弱気のダイバージェンスとなるのか』=ニューヨークのマーケットにおいて『ダイバージェンス』が注目されている。

  ダイバージェンスとは、「逆行現象」と呼ばれる。多くの重要な指数の中で、逆の動きとなっている指数がある場合、相場の上昇転機、あるいは下降転機になるといわれる。足元では「S&P500」、「ナスダック」など多くの指数が高値を更新している中で最も重要なNYダウだけが高値を更新できないでいることから、このままの状態が続けばNYマーケットの下降につながるとして懸念されている。

  日本でも2012年6月に強気のダイバージェンスがあったという。TOPIX(東証株価指数)がバブル崩壊後の安値を更新したものの、日経平均は安値をつけなかったことで、その後の本格上昇につながったという。

  NYダウの最高値は9月18日の1万5709ドルで23日は1万5413ドルと高値から1ヶ月経過したものの高値更新はできていない。金融量的緩和の遠のいたことはプラスだが、オバマ政権の求心力低下が一番の懸念材料となっている。NYは弱気のダイバージェンスとなってしまうのかどうか、投資家は目を凝らして見詰めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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