【銘柄フラッシュ】エナリスが売買代金でトヨタ上回り新規上場のシステム情報は買い気配
2013年10月22日 16:39
22日は、政策関連株や材料株が人気化し、国会で電力自由化などの論議が進展する期待などが強まり、今月8日上場のエナリス <6079> (東マ)が売買代金でトヨタ自動車 <7203> を上回る大活況となり、大引けは5.1%高で上場来の高値を連日更新。類似業態の省電舎 <1711> (東マ)は29.1%ストップ高、グリムス <3150> (JQS)も26.6%ストップ高。
リニア新線の完成前倒しに期待が強まり、熊谷組 <1861> は本日売買分から信用取引の臨時措置が解除されたこともあり、一気に高値を更新して11.5%高。大豊建設 <1822> は10.8%高となり戻り高値。
本日、新規上場のシステム情報 <3677> (JQS)は前後場とも気配値を上げ続けて売買が成立せず、大引けは公開価格740円に対し本日の上限気配値の1702円で終了。絶好調のスタート。金融機関や通信会社向けが中心で、業績は好調。公募株式数は40万株、売り出し株数は最大29万株。
中国の大気汚染悪化報道を受けて重松製作所 <7980> (JQS)は5.0%高となり高値を更新、日鉄鉱業 <1515> は煤煙の脱硫脱硝技術が言われて7.2%高となり高値を更新。一方、空気清浄機のダイキン工業 <6367> は昨日高値に進んだものの本日は小反落の0.3%安。
東証1部の値上がり率1位は日神不動産 <8881> の12.7%ストップ高となり昨日発表した業績予想の増額・増配を好感して戻り高値を大きく更新、2位は前出・熊谷組 <1861> の11.5%高、3位はネクスト <2120> の11.4%高となりネットでの不動産関連情報は成長分野との見方があり高値更新、4位は神栄 <3004> の10.9%高となり今期の黒字幅拡大期待が言われて戻り高値に進んだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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