日清食品HDが上方修正、ジーンズメイトの9月既存店売上がマイナス、三井物産がベトナムでエビ加工事業に参画、ケーズHDが自社株買い、9月スーパー売上は2カ月連続プラス=22日の注目銘柄

2013年10月22日 06:44

【10月22日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 22日の注目銘柄です。日清食品HDが上方修正、ジーンズメイトの9月既存店売上がマイナス、三井物産がベトナムでエビ加工事業に参画、ケーズHDが自社株買い、9月スーパー売上は2カ月連続プラス。

 日清食品ホールディングス(東:2897)は21日、2014年3月期第2四半期の連結業績予想を修正し、純利益を前回予想の65億円から前年同期比37%増の85億円に引き上げた。日清食品の袋めん類の売上が好調に推移したことに加え、持分法による投資利益および有価証券売却益の影響等により前回予想を上回る見込み。また、売上高を同1900億円から同8%増の1932億円に、営業利益を同80億円から同11%増の99億円に、経常利益を同100億円から同21%増の135億円に、それぞれ引き上げた。

 ジーンズメイト(東:7448)が21日に発表した前年比速報によると、2013年10月度の既存店売上高は前年同月比7.5%減だった。10月は、販売キャンペーンを実施したシャツ類は順調に推移したものの、不安定な天候・気温によりアウターをはじめとした秋冬物全般が苦戦した。既存店客数は同0.4%増、既存店客単価は同7.8%減だった。また、全店ベースでは売上高が同7.1%減、客数が1.9%減、客単価が5.3%減だった。

 三井物産(東・名・札・福:8031)は21日、ベトナム最大手エビ養殖・加工事業会社のミンフー・シーフード・ジョイントストック・カンパニー(本社:ベトナム・ホーチミン市、以下「MP社」)傘下で最大規模の加工製造事業を営むミンフー・ハウジャン・シーフード・プロセッシング・リミテッド・ライアビリティー・カンパニー(本社:ベトナム・カントー市、以下「MPHG社」)に出資参画すると発表した。MPHG社が実施する第三者割当増資を引き受け、同社株式の約31%を取得する予定。

 ケーズホールディングス(東:8282)は21日、発行済株式総数の2.80%にあたる150万株を上限として、自己株式を取得すると発表した。取得価額総額の上限は50億円。取得期間は10月22日から12月20日。

 日本チェーンストア協会(東京都港区)が22日に発表した2013年9月度の総販売額は、1兆7101万円で、前年同月比0.4%増(店舗調整後)だった。2カ月連続で前年同月の水準を上回った。9月度は、相場高の影響などによって食料品の農産品、畜産品、水産品がともに好調だった。一方で、衣料品は残暑や天候不順の影響もあり伸び悩んだ。また、住関品は医薬品や家具・インテリアなどの好調から前年同月比プラスとなった。【了】

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