チェイニー元米副大統領、テロリストからの攻撃を懸念して植え込み型除細動器の無線機能を無効化していた
2013年10月20日 11:36
米国の元副大統領ディック・チェイニー氏は昨年71歳で心臓移植を受けて健康を取り戻したが、以前使用していた植え込み型除細動器がテロリストの攻撃ターゲットになることを懸念して無線機能を無効化していたそうだ(The Washington Postの記事、CBS Newsの記事、本家/.)。
若いころから心臓病をわずらっていたチェイニー氏は、37歳で最初の心臓発作を起こしたという。2001年には心拍の異常を検出して電気的な刺激を送り、心拍を正常に戻す植え込み型除細動器を心臓の近くに植え込む手術を受けている(CNN.com — Dick Cheney Fast Facts)。植え込み型除細動器は2007年に交換しているが、搭載されている無線機能をテロリストが悪用し、チェイニー氏を殺害するために強い電気ショックを与えることが懸念された。そのため、チェイニー氏は医師とも相談の上で無線機能を無効化することを決め、医師がメーカーに指示して無線機能を無効化させたという。実際に無線を使用したペースメーカーや植え込み型除細動器に対する攻撃手法が発見されており(/.J記事)、米テレビドラマ「Homeland」のエピソードでも取り上げられたが、ドラマを見たチェイニー氏はあり得ることだと思ったとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | 通信 | 政治 | 医療 | ハードウェアハック | アメリカ合衆国
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