オレオにはコカインと同様の中毒性がある?
2013年10月20日 15:12
米コネティカットカレッジの研究者が、チョコレートクッキーにクリームをはさんだオレオにはコカインと同様の中毒性があるという研究結果を発表し、話題になっているようだ(コネティカットカレッジのニュース記事、Forbesの記事、時事ドットコムの記事)。
実験の内容は迷路の一端ではラットにオレオを与え、もう一端では餅を与えるというもの。その結果、何も与えない時でもラットはオレオ側に長く滞在したという。同様に迷路の一端でコカインやモルヒネといった中毒性のある薬物を注射し、もう一端で食塩水を注射したところ、薬物側での滞在時間が長くなったとのこと。また、オレオを食べた時には薬物よりも強く快楽中枢が活性化したといい、これらのことからオレオがコカインと同様の中毒性があるとしている。
ただし、餅よりもオレオを好み、快楽中枢が活性化するからといって中毒性があるとはいえない。また、米精神医学会が定めた「精神障害の診断と統計の手引き」では「中毒(addiction)」という言葉は使われておらず、「依存(dependent)」や「強迫神経症(compulsive disorder)」などと表現されている。実際のところ高カロリーな食品からSNSまで、いろいろなものとコカインの中毒性を比較する研究は数多く発表されている(/.J記事)が、いずれにしても適切な比較であるとはいえないといった批判もある(Motherboardの記事、本家/.)。 スラッシュドットのコメントを読む | idleセクション | サイエンス | idle
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