旅客機のシート交換で、より多くの乗客を詰め込む米航空会社
2013年10月20日 16:48
米航空会社では、旅客機のシートを軽量でスリムな新型シートへの交換を進めているそうだ(Las Vegas Sunの記事、本家/.)。
新型シートによる軽量化で燃料費が節約できるだけでなく、シートピッチ(前後のシートとの間隔)を詰めることでより多くの乗客を乗せられるようになる。エコノミークラスではシートピッチが約1インチ短くなっているとのことで、座席は6席程度増えているそうだ。各社はシートポケットの位置やテーブルの大きさを調整するなど工夫しているが、足元が狭いという不満の声も出ている。また、ボーイング777のエコノミークラスでは従来、1列当たり9席(通路をはさんで3-3-3または2-5-2)配置されているものが多かったが、航空会社が新たに購入するボーイング777の70%は1列当たり10席(3-4-3)になっているという。そのため、シートの横幅がやや狭くなっているほか、通路も狭くなっているそうだ。一方、プレミアムエコノミークラスでは、これまでどおり1列当たり9席になっていることが多いようだ(BoardingAreaの記事)。従来のプレミアムエコノミークラスはエコノミークラスよりもシートピッチが長いだけだったが、このような構成の場合はシートの横幅もエコノミークラスより広いことになる。 スラッシュドットのコメントを読む | ハードウェアセクション | ビジネス | ハードウェアハック | 交通
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