ハッブル宇宙望遠鏡、アイソン彗星(C/2012 S1 ISON)を再び撮影

2013年10月18日 20:15

  アメリカ政府機関の再開を受け、アメリカ航空宇宙局(NASA)は10月17日、ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影されたアイソン彗星(C/2012 S1 ISON)の最新画像を公開した。

  この画像は10月9日、ハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ3 (Wide Field Camera 3)によって撮影されたもので、2種類のフィルターの画像を組み合わせている。

  彗星は太陽に近づくにつれ、太陽の熱と重力によって、核の氷や岩石が分解され、より明るさを増して、尾も発達するが、NASAによると、アイソン彗星の核は小さく、まだ分解していないという。

   アイソン彗星は今世紀最も明るい彗星として期待されており、今年11月29日に太陽に最接近し、その時はさらに明るく成長し、特に11月下旬からは、肉眼でも尾を確認できるようになるかもしれない。

   アイソン彗星は昨年9月に発見された彗星で、名前は発見者が属しているチーム国際科学光学ネットワーク (International Scientific Optical Network, ISON)に由来する。

 写真=NASA。

 ■NASA's Hubble Sees Comet ISON Intact
http://www.nasa.gov/content/goddard/nasas-hubble-sees-comet-ison-intact/index.html

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