「選択肢が多すぎる」というAndroidの問題
2013年10月18日 13:06
あるAnonymous Coward 曰く、 Androidには、「消費者に多くの選択肢を与えすぎている」という問題があるそうだ。1995年にSheena Iyengar氏が提示した「jam jar study(ジャムの瓶の研究)」によると、選択肢を4倍に増加させたら販売数が85%減少したという。一般的に消費者はあまりにも多くの選択肢を持っていると不幸になるという。しかも多くの場合、企業は顧客が何を望むかを識別することが下手で、UIは肥大化し、当たり障りのない製品を作成するという結果に終わる(Six Revisions.、本家/.)。
Android搭載端末の多さはアプリ開発者にも負荷をかける。Androidアプリは複数のバージョンやデバイスをサポートしなければならず、より多くのテストを行ってバグを見つけ修正する必要がある。また、ユーザーからのフィードバックにも課題がある。一般的には、Androidが提供している多くの選択肢を好むユーザーは、自動車のチューニングを好むような人種だ。彼らはAndroidの柔軟性を利用し、毎週、新しいランチャを交換したりして好みの携帯電話に完璧にカスタマイズする。しかし、こうしたヘビーユーザーのフィードバックはマニアックでほとんどのユーザーの希望を無視したものになりがちだとしている。
スラッシュドットのコメントを読む | モバイルセクション | 携帯電話 | Android
関連ストーリー:
MS、Android端末に「第2のOS」としてWindows PhoneをインストールするようHTCと交渉中 2013年10月08日
カスタマイズされたAndroidを提供するCyanogenMod、資金調達して法人化 2013年09月20日
米当局、Android旧バージョンのセキュリティを懸念 2013年08月30日
Androidでのグラフィックス処理は機種ごとに大きく挙動が異なる 2013年08月24日