天丼てんや、「上天丼」などを販売終了 エビの価格高騰で

2013年10月17日 20:04

 ロイヤルホールディングスは17日、同社の子会社が運営する天丼・天ぷら専門店「てんや」において、10月21日より一部商品を改定すると発表した。

 エビの価格が高騰していることを受け、エビ天が2本入っている「上天丼(同弁当)」と「海老天そば(同うどん)」を販売終了とし、新たに「海老大イカ天丼(同弁当)」(税込590円)、「野菜天そば・うどん」(650円)、「海鮮かき揚げ天丼(同弁当)」(680円)を発売する。

 ロイヤルホールディングスによると、昨今の円安の進行による各種原材料の高騰、および漁獲量の大幅減少により、従来のような食材調達が極めて困難な状況になっているという。特に「エビ」については、主要な生産国で早期死亡症候群(EMS)を発症したため世界的に不足となっており、従来の2倍近い高値が続いているという。

 てんやで使用しているエビ(ブラックタイガー)は、ベトナムのメコン川河口のマングローブを利用し、稚海老の時から水揚げまで天然(自然)に近い状態で育てる「粗放養殖」で安全・安心に育てているが、今回病気が発生している集約養殖のエビ(バナメイ種)の減産によりエビ全体の相場が高騰しているという。

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