シャープ:亀山第2工場でスマホ向けIGZO液晶パネルの生産を開始、需要拡大に対応

2013年10月17日 15:14

【10月17日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 シャープ(東:6753)は17日、亀山第2工場において2013年中にスマートフォン向けIGZO液晶パネルの生産を開始すると発表した。

 亀山第2工場は、2006年8月より稼動し、第8世代の大型マザーガラスを用いて大型テレビ向け液晶パネルを生産。2012年3月には、IGZOディスプレイ技術を導入し、タブレット端末やノートPC向けの中小型液晶パネル、高精細モニター向けパネルを生産している。

 これまで、第8世代の大型マザーガラスではスマートフォン向け高精細液晶パネルの生産は困難とされてきた。しかし、薄膜トランジスタの小型化が図れ、光の透過率を向上させるIGZOディスプレイ技術と、生産プロセスを最適化することで、第8世代の大型マザーガラスでの高効率な生産が可能になるという。

 今後は、低消費電力や高精細、タッチパネルの高性能化といったIGZOディスプレイの特長を活かし、スマートフォン向けパネルの旺盛な需要拡大に対応するとともに、タブレット端末、ノートPC、4Kディスプレイなどアプリケーションの拡大も図っていく。【了】

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