J.フロント:9月の百貨店売上は2%増、ラグジュアリーブランドや秋物衣料が好調

2013年10月15日 17:33

【10月15日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 J.フロント リテイリング(東・名:3086)が15日に発表した連結営業報告によると、2013年9月度の百貨店事業の既存店売上高は前年同月比2%増だった。1月31日に営業を終了した大丸ららぽーと横浜と大丸新長田、銀座地区再開発のため6月30日でいったん営業を終了した松坂屋銀座店を加えた全店ベースでは同0.6%減。

 9月は、中旬の3連休で特に中部・関西地区を中心に台風によるマイナス影響を受けたものの、婦人ジャケット、ニットやパンプスなど秋物ファッションに動きが見られたほか、ラグジュアリーブランドや時計宝飾品も好調に推移した。

 パルコ事業は前年同期並み。百貨店事業と同じく台風によるマイナス影響があったほか、前年のCD・映画など大型ヒットによる反動があったものの、各地区で開催した地元プロ野球球団の優勝・応援セールの実施や、集客イベントによる効果がみられた。

 卸売事業の大丸興業は、電子デバイスの苦戦で同1.5%減。クレジット事業のJFRカードは、リボ払いを利用されるお客様の増加や加盟店手数料収入の増加などが寄与し、同6.9%増だった。その他事業は、J.フロント建装やJFRオンラインなどの好調で同12.1%増だった。【了】

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