ポップコーンを食べながら広告を見ると効果が薄れる
2013年10月15日 12:21
あるAnonymous Coward 曰く、 ポップコーンを食べながら広告を視聴するとその広告効果が薄れるとの研究が発表された(BBC News、論文要旨)。
実験では96人の被験者に映画を鑑賞させたとのことで、本編に先行して一連の広告が放映された。被験者の半数にはポップコーンが与えられ、鑑賞中補充され続けたとのこと。残りの半数には小さな角砂糖が与えられた。放映された広告は全て本物であったが、外国商品のCMなど被験者(全員ドイツ人)にとって親しみの薄い商品が選ばれた。
1週間後に広告されていた商品を含む複数の商品の評価を行わせたところ、角砂糖を摂取したグループは広告商品を好む傾向が出たがポップコーンのグループではこのような傾向は見られなかった。
また、もう一つの実験では同様の状況で188人に広告を見せた上でチャリティーに寄付するよう現金を渡したとのこと。この実験でも同じように角砂糖を摂取したグループは視聴した広告の商品に寄付を寄せたがポップコーンのグループではこの傾向はなかった。
人は声に出さずとも口の中で「発音」することでブランドや商品を記憶しているとのことで、ポップコーンを食べるとこれが妨げられるのが理由とのことだ。
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