トヨタ、自動運転技術を利用した高度運転支援システムを2010年代半ばに導入へ

2013年10月11日 12:43

 トヨタ自動車は11日、自動運転技術を利用した、高速道路(自動車専用道路)における次世代の高度運転支援システム「オートメイテッド ハイウェイ ドライビング アシスト(以下AHDA)」を開発したと発表した。

 AHDAは、先行車両と無線通信しながら追従走行する「通信利用レーダークルーズコントロール」と、全車速域で道路の白線などをセンサーで検出し、あらかじめ算出された最適なラインを走行するよう操舵を支援する「レーントレースコントロール(Lane Trace Control)」との連携により、安全運転の支援や運転負荷の軽減を行うもの。

 トヨタは、運転の主役であるドライバーの意思を尊重し、クルマを操る楽しみを損なうことなく安全・安心な移動手段を提供するため、高度運転支援システムの早期実用化を目指す。今回新開発したAHDAは、2010年代半ばを目標に商品化する予定。

 なお、トヨタは、10月14日から18日まで開催される「第20回 ITS(高度道路情報システム)世界会議 東京2013」にAHDAを出展するとともに、10月15日から首都高速道路で公道デモを実施する。

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